旦那がこわれたボンゴ(打楽器)のヘッドをくれたので、マイラーで遊んでみました。
そのうちに、この丸々シリーズをホームページの作品に加えなければ...
そういう作業は限りなく面倒臭いです。
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旦那がこわれたボンゴ(打楽器)のヘッドをくれたので、マイラーで遊んでみました。
そのうちに、この丸々シリーズをホームページの作品に加えなければ...
そういう作業は限りなく面倒臭いです。
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今年2月、タイのウォークショップで思い付いたこのスタイル、やればやるほど面白いです。
ずっと正方形のキャンバスが好きだったのですが、丸の変化球がなんとも言えません。どう並べてもそれなりにいいリズムになるのですよ。きっとこう言う事は既に多くのアーティストが言っているのでしょうねえ。でも自分でやってみたらよく分かります。
長時間たくさんの丸を切って、貼り付けていると、やたらまわりの丸が目に入る。キッチンの皿、シンクの泡、車のタイヤに楽器のタンバリン。丸っていいよねぇ〜〜 誰が最初に丸ったのかなぁ〜〜
これらの作品、ただ一つだけ問題がある。床に立てると紙が折れるので、壁に掛ける以外は上向きに寝かせて置くしかない。散らかった狭い仕事場...問題あるなあ〜〜
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旦那が教えている小学校の音楽会に行きました。廊下を歩いていると子供達の絵がたくさん貼ってあります。これらの絵は音楽室の隣にありました。素晴らしいです。
真ん中に小さく描いている子がいると思えば、
用紙いっぱいに描いている子もいる。
枝を用紙の横から出したり、右上にちょこっと花を描いたり、(本当にこれが小学生の作品か?)とびっくりしました。同じような絵がないのも面白い。
パーティー、等で『何をやっている人ですか?』と聞かれる事があります。「絵描きです」と言うと殆どの人が『私、絵は苦手なんですよ。』と言います。でも、こう言う素晴らしい絵を描いていた子供達が絵を描くのをやめて大人になったのかもしれませんねえ。
よく、子供絵画教室の窓に似たり寄ったりの技術的に上手に描いた子供の絵が貼ってありますが、もしあれがいい絵だと子供達に教えていたら、問題ありです。
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私より随分若いアーティスト友達がインスタグラムをすすめてくれた時、FBにブログ...やり過ぎじゃないか...と、あまり気乗りがしなかったのですが、やっていると面白くなってきました。
色んなイメージがダダ漏れになっている感じで私のイメージにもロシアやイタリア、フランス、等色んな国の人たちがクリックしてくれます。で、それよりも面白いのが、殆どアンリミテッドで他の人たちのアートが見れるのですよ。
世の中には素晴らしい作品を作るアーティストの多い事。聞いた事も見た事もない私好みの作品がゾロゾロ出てきます。もし、このインスタグラムが20世紀初頭にあったなら、ピカソやブラックのキュービズムを見て、『オイラも私もこんな感じやってるよ〜』とクリックする人たちがいたかもしれないなぁ〜〜と思いました。
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今、ビルのインテリアに合わせたコミッションの絵を作っています。白と黒の間+少しの色です。
ジャスパージョーンズを観てグレーに興味が湧いてきたところでした。
眼を細めるとはっきりと影の動きが分かって面白いです。
この配色、図柄は作っていて次はどうなるか...のスリルはないです。でも、静かな挑戦がありますねえ。
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The Broad Museum でジャスパージョーンズの展覧会を見ました。私がいいなあ〜と思った作品4点です。
例のザクロ作品ですが、全然終わりません。
「これでよし!」と思って次の日見ると、(なんか足らん...)です。実の上や葉の上にポンポンをくっ付けてみました。
そして、毎日仕事場に入る度、なんとなくポンポンの数を増やしています。キリがない...テイストが似ているアーティスト友達に聞いたり、本棚のアートブックを出してきたり、ちょっとやっては諦めて、他の作品を作っています。
最初から自分で選んだザクロの大きさに引いていましたからねえ〜〜。友達は『心の動くままでいいんじゃないの』と言います。その通りなんだけどね。
昨日は、左寄りのスペースに子供が一人立っているイメージが浮かびました。でも、これは全然違う世界に入っていくことになる...ちょっとコワイ...いつもと違う事をすると使っていない脳みそが動きますねえ〜〜少しの間、隠してみるかな...
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パサディナにある日本庭園の建物で展覧会があるので作品を掛けてきました。
展示がある部屋はリビングルームを訪問者にオープンしてあります。だから、暖炉はあるし、ここに住んでおられる方が買った家具もある。
何もないガラ〜ンとしたギャラリースペースの展示に慣れていますから、ちょっと勝手が違います。まず、絵のリズムをあらかじめ決めてはいたのですが、家具やシャンデリアでリズムが狂うのですよ。
目に入るものを見なかった事にはできないものねえ〜
でも、家にオリジナルの絵が欲しいなあ。と思ってらっしゃるベテラン収集家でない方にとっては、この展示方法はいいかもと思いました。
上の写真、テーブルのどれかにキンカンの小さな鉢を置こうかな?と思っているのですが、やり過ぎでしょうかね〜〜
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丸を貼る作品に夢中になっていたら『新しい植物の作品を見せてくれませんか?』とメールが入りました。
そろそろ作らないとね。こちらの方が売れる可能性高いものね...で、作り始めたのがこれです。
どうしてここまで大きなザクロにしてしまったのかは自分でも分かりません。バサ〜〜ッと実をはじけさせて、派手な作品にしようかなぁ〜〜と考え中。
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タイのウォークショップでこの作品を作ってから、もう一度作りたいと思っていました。作品は寄付をして帰ってきましたからねえ。
昨日は丸を切って貼り付けました。今日はタイで作ったように縁にステッチを描いて同じアイデアを残そうと思いました。でも、やっぱり面白くない...で、
こんな風にしました。作っている途中、他にもいくつかアイデアが浮かびました。基礎が正方形や長方形、楕円のように真っ直ぐな線で囲まれていない形は面白いです。
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2月、私がタイにいる時にロスでの展示(4月)とアートオークション(5月)の作品を頼まれたのであまり時間がありません。で、古い作品を出してきて手直しをしています。少し色が違うところは無視してね。
Before 2017年
after 2018年
Before 2008年
after 2018年
after 2018年 Before 2007年
この作品のBeforeは真ん中のツルだけでした。
なんだか飽きてしまったセーターにアップリケをつけたり、刺繍をしたり...そんな気持ちです。
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絵描き友達と話していると、テキサスに住んでる男性が彼女のホームページから絵を2枚選んで『ワイフの誕生日にプレゼントしたいから買いたい。』と連絡してきたと言います。でも、ちょっと変だと付け加えました。私、ピンときました。詐欺メールです。私も今までこれに似たメールを3回受け取っているのです。
私へのメール3通にも<ワイフのプレゼント>と書いてありました。一度は私が取引しているシアトルのギャラリーアーティストが私も含め5〜6人同じ内容のメールを受け取っていました。
一番最初のメールは詐欺だと分からなかったので、
作品を買いたいとのメール。急いでいるので、言い値のチェックをすぐ送るメール。受け取ったらすぐに作品を送ってくれないか?メール。(私)チェックがクリアーになったら作品を送りますメール。この後、返事は来なくなりました。それで、フェイクのチェックがバレるまでに作品を送らせたかったんだなと気がつきました。
しかし、殆どのアーティストはチェックが銀行でクリアーになるまで作品は送りたくないと思いますから、いったいどう言う目的でこの成功率の低い詐欺行為をしているのか分かりません。それも、わざわざギャラリーのホームページからアーティストを選び、その作品の中からタイトルを書き出して気に入ったとメールを出しているのです。作品の選択が物凄くランダムなので作品目当てでもなさそうです。
その事を友達に話すと、『アーティストの心情をもてあそんで喜んでいるのではないか?』『多くのアーティストは作品が売れるのを首を長くして待っているから、ああ言うメールを出して面白がっているのよ。』と言います。
アーティストも詐欺に引っかかりやすいグループに入っているのか?...
なんだか、いや〜〜な気持ちになる更新でスミマセン。
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また銀のコンポジションリーフをバックグラウンドに新しい作品を作っています。
ペンが、バックグラウンドに負けてしまうので、線は糸を使っています。前回の桜の作品はハッキリとしたコンセプトがあったのですぐにできたのですが、今回はああでもない、こうでもないとグジャグジャやっています。もっと ちゃんとしたコンセプトを作っておけばよかった...イジリすぎるとメタルが汚くなるから危ないです。
何か全体をまとめる方法を見つけるか、わざと収拾しないで、混乱させるか...
まだ少し咳が出るので今夜は寝ます。 おやすみなさい。
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生活ブログ”ART パンツ”
こちらも、よろしくお願いいたします
何ヶ月か前、旦那が会員になっている”CHAMBER MUSIC AMERICA"からアンケート用紙が届いたそうです。内容は黒人、ラティノ、等のための奨励金のアイデアだったらしい。それを読んで、旦那は” 音楽は音楽の内容だけで決めるべきだ。人種、性別、等は考慮すべきでないと思う。” と書いて送り返したそうです。
私も「音楽コンペでアジア人の女と言うのが有利になって奨励金をもらってもあまり嬉しくないな。」と思いました。ところが、その旦那のアンケート用紙は多くのアンケートの意見とは違っていたらしい。団体のミーティングで異例の用紙として読まれたそうです。
もし、奨励金のためのスクリーンで人種による差別があったなら話は別だけれど、いつも旦那が応募する楽曲のスクリーンは会員番号だけで、審判委員には名前も人種も、性別も分からないのですよ。もし、団体のイメージをよくするために人種を使っているのならば、動機が不純だなあ〜と思いました。もう少し、フォローしてみよっと。
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前、友達のアーティストにウェブサイトある?と聞いたら、作っていないと言います。
彼はこちらの大学でアートを教えているのですが、学生が教授のウェブサイトをチェックして先生に気に入られるような作品を制作する傾向が見えたので、ワザと作るのをやめたそうです。
タイのウォークショップでは、私達アーティストの他に何人かアート専攻の学生が参加しました。そうしたら、全員が最初キャンバス全体に一色塗るところから始めた。これは先生がそう指導をしたからでしょうね。技術を学んでいる途中でしょうか?
その後、イタリア人のアーティストと話していたら、彼女はナポリに住んでいるのだけれど、彼女の知っている美術大学では、もう絵画の技術を学ぶクラスはなくなったそうです。若い学生は絵画よりも今流行っているインスタレーションの方を学びたくて来るらしい。学校が生徒のニーズに合わしたようです。
いろんな国の学校で大勢の人がアートを勉強しています。毎年毎年、何人の学生が卒業していくのでしょうね?
どんな学び方をしても、コンテンポラリーアートをやる人は自分自身と向き合う事に気がつきますね。誰々先生がこう言ったこう描いた。あの本にはこう書いてあったは、自分のアイデンティティではありませんから面白くありません。自分の思い通りに作る。これが簡単なようで一番大事でむずかしくて楽しいです。
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今回のウォークショップにタイのナショナルアーティストが3〜6人参加されました。日本で言う『人間国宝』でしょうか?その中の2人と何回も言葉を交わす機会があったのですが、(私の近くで制作をしておられた。英語を話されます。)2人とも、絵画、彫刻、版画、焼き物、等、何でもこなされるのですよ。
1日目の制作でキャンバスにアクリルの絵を描かれていたかと思えば、2日目は版画。アトリエに招かれたら自作焼き物がズラリ。船に乗ったらスケッチブックに水彩画をスラスラ。街を走ると彼らの作った大きなスティールの彫刻があちらこちらにあります。
制作する引き出しが多いのなんのって。私のように数少ない手法しか知らないアーティストとは全然違います。色んな事ができるから時間の制限があっても臨機応変に楽しんでできるのだなあ〜と思いました。
それに、みなさん国の芸術を活性化するため、講演やウォークショップで忙しくされているようです。場数が私とは全然違うのですねえ。
旦那が年齢、言葉を超えて他のミュージシャンと一緒に演奏している姿を見て「いいなあ〜」と思っていましたが、今回のウォークショップではいつも一人で作業をしているアーティスト達が自分のアトリエや国から出てきて一つの制作場所に集まったので、なんとなく普段とは違う繋がりを感じました。共通している事は”みんな作品を作るのが大好き。”です。
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タイでウォークショップ(制作デモンストレーション)をするのは今回で2度目です。1回目(2014年)は時間の配分やコンセプトを決めないでやったので最後は時間、使いたい材料がなくて納得のできる作品ができませんでした。前回も今回も作品は2日間で仕上げて美術館や大学に寄付をする事になっています。
で、今回はロスのスタジオで気に入った紙にあらかじめ1〜2のイメージをコラージュして紙のふちにエアブラシをして持っていきました。後はタイでどうするか決めようと思ったのです。
ところが、このコラージュの作品はもう何年もやっているので仕上げるコツが分かっています。スイスイと終わってしまいました。2日間のウォークショップ、1日で出来上がり...(これはまずい)何か新しい作品に使える物が落ちていないかと、作業をしているビルディングの周りを歩いていたら、上の木のかたまりが捨ててありました。これで明日何か作ろうと夜アイデアを考えていたのですが、5〜6時間で完成させる自信がない。
で、木に紙をくっ付けるアイデアから浮んだのが上の作品です。キャンバスをナイフで切って穴を空けています。これを作る過程はとても楽しかったです。自分でもどう言う風に終わるのか分からないのですが、作っていてなんとかなると思える作品でした。またまた抽象的な書き方ですみません。サイズは30cmx30cm
これに味をしめて、次のウォークショップは、また最初ロスから持って行ったコラージュと遊び(上)、あと向こうで用意されたキャンバスを貰いに行ったら、なんと80cmx 100cmぐらいのが一番小さいと言うのです。(ひえ〜〜〜!)でも、思い切って始めました。
サイズが大きいので超スピードで丸を切り続けました。そして貼っても貼っても間がもたないので分厚いビニールのような板も丸く切ってくっ付けました(これがよかったのかどうか今でもよく分からない。)切る、くっ付ける、切る、くっ付ける、そしてタイムアップ。今回は消化不良の作品になりました。(あと1日あったらなあ〜〜)
決まった時間に手持ちや用意されただけの画材で作品を仕上げる。紙のコラージュ作品はそれなりにうまくいきますが、作っていてなんだかつまらなかったです。やっぱり私にとって制作の醍醐味はよく分からないところに入って行く事です。
今、午前3時半をまわっていますが眠くない....完全に時差ボケ
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バンコク、賑やかな通りから狭い路地に入って見つけたグラフィティーです。
ここを通り抜けると小さなバーや服屋が並んでいます。ちょっと薄暗くて湿気た路地を歩いているとブレードランナーを思い出しました。私が20代の頃遊んだ三宮駅の高架下雰囲気に似ています。
バーの前を通るとタイ語のヒップホップが聞こえてきました。
アメリカから出たグラフィティやヒップホップ。これから流行る事。どこに住んでいてもソーシャルネットワークでオンタイムで取り入れる時代がきたのですね。
タイの展覧会、昨日は作品のインスタレーションでした。
この作業、私はいまいちコツがつかめません。
これでよし!(写真上)と作品を並べたのですが、実際、壁に掛けていると気が変わってこんなに(写真下)なりました。
なんだか、まだギクシャクしていますねえ。もっと練習して上手くできるよう頑張りま〜す。
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旦那は小学校で打楽器クラスを教えています。今、子供達と一緒に曲を作っているそうです。彼はジャズのミュージシャンなので曲の中に『即興のソロを入れよう!』とみんなに言ったらしい。
子供達『ソロって何?』
旦那 『自分が好きなように表現できる間なんだ。』
子供達『オッケー!』
トントコトントントン...ソロ
Aちゃん 踊りながら打楽器を叩く
トントコトントントン...ソロ
Bちゃん Tシャツを引っ張って頭をシャツの中に入れて叩く
トントコトントントン...ソロ
Cちゃん 大きな声で叫びながら叩く
音楽でもビジュアルアートでも、子供が自由にやるとカテゴリーからはみ出るところが素晴らしい。
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